グランデマーレ(グランデアモーレの17) 第5戦


キャロットクラブ出資愛馬第35号は、愛馬グランデアモーレの1番仔。

グランデアモーレ4勝、フロアクラフト4勝、バウンスシャッセ重賞3勝を含む5勝、ベルディーヴァ3勝と将来を見据えて母馬優先権を拡大してきた私に取ってこの世代はその獲得元年。まずはこのグランデアモーレとフロアクラフトの子を確実に獲り、以降はこの4頭の子は全て所持するつもり。

しかし、リッチダンサー産駒のフロアクラフトの子が人気になるのはわかるが、4勝とは言え比較的地味な存在だったグランデアモーレの子まで母馬優先権のみでは抽選対象ととにかくキャロは馬の確保が厳しい。

結局、その中でも倍率の高そうなフロアクラフトの17に最優先権を使用。グランデアモーレの17は母馬優先権のみで抽選対象だったが無事当選。

どちらも初年度産駒から牝馬三冠アーモンドアイを輩出したロードカナロア産駒で、募集価格が高いのなんの。とはいえカナロア産駒は走りまくっており期待は高いし、この馬の募集段階ではアーモンドアイがオークスを勝ったところまでなのでまだマシな金額なのだろう。

とにかく素晴らしい父に母は4勝馬で大いに期待している。


追い切りでは格上古馬を千切って先着するなど非凡な動きを披露。私としては最終的にGTを9勝したエスポワールシチーくらいのデビュー前の手応え。

デビュー戦はGT開催日で豪華騎手に豪華メンバーが集まる芝の中距離戦に堂々1番人気で登場。最後は流して3馬身差と圧勝で新馬勝ち!!私に2013年8月のバウンスシャッセ以来の新馬勝ちをプレゼントしてくれた。

続く次走は自己条件の1勝クラスに出走。ホープフルステークスや皐月賞と同じ中山芝2000mを1分58秒9の2歳日本レコードで駆け抜け無傷の2連勝!!

この走りなら皐月賞でも上位は濃厚。レース後、藤岡健一調教師はホープフルステークスを目標にする為に同じコースの葉牡丹賞を走らせたことを明言。あくまでも馬の状態次第だが、出走すれば上位は確実。

今回と全く同じコースでグランデアモーレには最も合うコース。連戦とレコード駆けの疲労が気になるが、当然楽しみは大きい。

・・・と妄想の世界に入り浸っていたのだが、12月4日に左前第三手根骨の剥離骨折で全治6か月と発表><。

これで得意の中山のホープフルS GTもクラシック第1戦 皐月賞GTへの出走もなくなった。出走していれば良い走りを見せてくれると信じていただけに残念無念。

復帰後は神戸新聞杯GUにコントレイルの2番人気で出走するも17着大敗。どうも敗因は距離っぽいので自己条件で1600mと距離を短縮するも11着と大敗。

これと言った敗因が見つからず藤岡健一調教師は「思っていたより良くなっていないということなのでしょう。」ということでさらなるリフレッシュ放牧へ出すことに。

10月21日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

そして時間をかけてケアされ、2月26日に栗東トレセンに帰厩しました。

帰厩当所はレコードタイムで圧勝した舞台である3月20日 中山9R 館山特別 2勝クラス 芝2000m 混合 定量に岩田望来騎手での出走を予定していたが、「相変わらず口向きが硬くてモタれる面を見せていますし、引っ掛かり気味なのも気になる状況です。決して抑えられないというわけではないのですが、今の感じだと2000mという距離に少し不安を残しますので、より流れに乗りやすそうなマイル戦へ向かうことにしました。」(藤岡健一調教師)ということで、

3月27日 阪神10R 天神橋特別 2勝クラス 混合 ハンデ 芝1600mに出走!!

フルゲート18頭のところに特別登録数も水曜日の想定数も11頭。結局特別登録そのままに11頭で確定。

鞍上は主戦の藤岡佑介騎手で安心。

1着/1番人気。

レコード勝ちをした葉牡丹賞以来1年3か月ぶりの勝利。いやぁ〜長かったが復活してくれて嬉しい。

まずはご一緒の保護者の皆様、愛馬の優勝おめでとうございます。

そして早速たくさんのお祝いメッセージを頂戴しありがとうございました。

(2021年4月14日立ち上げ)

2021年4月14日立ち上げ

●前走自己条件を大敗後、10月21日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 2020年10月18日の鷹巣山特別を11着大敗後、10月21日からノーザンファームしがらきへリフレッシュ放牧に出されていた我らが愛馬グランデマーレ。正直敗因がよく分からない為にどうすれば良いのかわからないところです。

 取りあえず藤岡健一調教師は前走後、「長い休み明けを一度使って上積みは十分と考えていたのですが、この結果を見るとこちらが思っていたより良くなっていないということなのでしょう。」ということで馬体に傷みは無いもののリフレッシュ放牧に出ることになりました。

 しがらきの担当者は馬体に特に傷んだ感じもなく(11月3日 公式HP)、目立った疲れもなさそう(11月11日 公式HP)ということではありましたが、「馬体の張りなどを見ても本調子というわけではなさそう」(11月11日 公式HP)ということでなんとなくの敗因を見つけられたようです。 

●2月26日に栗東トレセンに帰厩しました

 2月27日に臨時更新されましたクラブ公式HPグランデマーレの近況報告によりますとグランデマーレは2月26日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 時間をかけて丁寧にじっくりとケアされていますし、今度こそ良い走りを見せて欲しいですね。まともに走ればもう少し走れるはずです。

●追い切り情報(4月13日作成)

前走前 11月27日 栗東CW 良馬場 強めに追う

藤岡佑介
6F 83.0
5F 65.8
4F 51.7
2F 38.4
1F 13.0[8]
ロイヤルディクリー(4歳未勝利)一杯の内0.7秒追走0.2秒遅れ






2月28日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.8
3F 38.9
2F 25.6
1F 12.8


3月3日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 52.9
3F 38.9
2F 25.6
1F 12.4


3月6日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 64.0
3F 45.9
2F 29.3
1F 13.8


3月7日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.6
3F 39.4
2F 25.7
1F 12.6


3月10日 栗東坂路 良馬場 末一杯追う
1回
助手
4F 53.7
3F 38.9
2F 24.8
1F 12.1


3月14日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.1
3F 42.3
2F 27.5
1F 12.7


3月16日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.1
3F 44.8
2F 29.9
1F 15.2


3月17日 栗東CW 良馬場 一杯追伸る 力強い伸び脚

助手
5F 64.8
4F 49.4
3F 35.9
1F 11.7[4]




3月21日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.8
3F 42.5
2F 27.0
1F 12.9


3月24日 栗東CW 良馬場 一杯追伸る 久々も好気配

助手
5F 64.9
4F 50.1
3F 36.5
1F 11.8[6]
 2月28日、26日に帰厩後1本目の追い切り時計を計時しました。馬なりとは言え、いきなりから坂路4ハロン53秒8−終い1ハロン12秒8です。いきなりからこんなに負荷をかけて脚元は大丈夫なの?と心配してしまいます。

 3月3日、馬なりですが、坂路4ハロン52秒9、終い1ハロン12秒4となかなかの時計を計時しました。時計だけならすぐにでもレースに行けそうな追い切り時計です。
  デイリー馬三郎では”動き上々B”と高評価です。
 以下は3月4日に更新されましたクラブ公式HPグランデマーレの近況報告です。
「牧場での調整も順調に進められていたようでしたので、先週トレセンへ帰厩させていただきました。水曜日に坂路で追い切りを行っています。単走、強め程度の内容で、ちょっと内にモタれるところはありましたが、それでもこの時計ですからさすがに動きますね。今回戻ってきてからの方が雰囲気はいいですし、このまま仕上げていければと思います。番組についてはもう少し乗り込みを重ねながら検討していきます」(藤岡師)

 時計だけではわかりませんが内にモタれているようですね。逆にそんなロスがありながらのこの時計だったとわかれば益々期待は高まります。雰囲気も良いと言うことで今回こそは良い走りを見せてくれるのではないでしょうか。

 3月6日、ほぼ15−15ですが、終い重点でラスト1ハロンが13秒8と15秒を切ったので追い切り時計として出てきました。ここまでは特に脚元などに問題は無く順調です。

 3月7日、日曜日ですが15−15ではなく坂路で4ハロン53秒6−終い1ハロン12秒6と平凡な馬のレース直前の最終追い切りくらいの時計を出しています。負荷のかけられ方がハンパ無いですね。

 3月10日、坂路で終い一杯に追い切られました。4ハロンの53秒7はグランデマーレからいうと平凡ですが、上がりの12秒1というのは凄まじい脚です。4ハロン53秒7というのは余力十分ということですね。
 デイリー馬三郎では”末脚良しB”と今週も高評価です。
 以下は3月11日に更新されましたクラブ公式HPグランデマーレの近況報告です。
「水曜日に坂路で追い切りを行いました。相変わらずモタれる面が気になるのですが、しっかりと負荷をかけて動き自体は力強く、ここまでは膝の状態も問題ありません。前回はマイル戦に使わせていただきましたが、馬の雰囲気は良く感じられますし、今回は実績のある距離に戻すことにしました。早ければ来週の中山に向かうつもりで、鞍上は岩田望騎手を確保しています」(藤岡師)今のところ20日の中山競馬(館山特別・芝2000m)に岩田望騎手で出走を予定しています。
 ・・・ということで次走予定が3月20日 中山9R 館山特別 2勝クラス 芝2000m 混合 定量に岩田望来騎手で出走予定と発表になりました。中山の2000mと言えば葉牡丹賞で2歳レコードタイムで圧勝した舞台。中山は特異とする巧者が多く、当然グランデマーレも2戦目の好走からは中山は合っていますしこれは楽しみですね。

 3月14日、日曜日ですが、終い2ハロンは14−13となかなかの速いところを乗られています。夕刻の特別登録にグランデマーレの名前がありませんでしたので、「まさか故障じゃないだろうな」と心配していましたが、その夕刻にはクラブ公式HPの近況が臨時更新されていました。こういうところがキャロットクラブは仕事が早く、安心出来るんですよね。
 以下は3月14日に更新されましたクラブ公式HPグランデマーレの近況報告です。
「ここまで乗り込みを重ねて膝の状態は問題ないのですが、相変わらず口向きが硬くてモタれる面を見せていますし、引っ掛かり気味なのも気になる状況です。決して抑えられないというわけではないのですが、今の感じだと2000mという距離に少し不安を残しますので、より流れに乗りやすそうなマイル戦へ向かうことにしました。開催替わりの阪神1週目を目標にしていくつもりです」(藤岡師)20日の中山競馬(館山特別・芝2000m)への特別登録は見送りました。この後は27日の阪神競馬(天神橋特別・芝1600m)を目標にしていきます。
 ということで脚元の状態は問題無いそうですが、口向きの悪さと引っ掛かり気味なことを嫌って1週出走予定を延ばすそうです。3月27日 阪神10R 天神橋特別 2勝クラス 混合 ハンデ 芝1600mに出走予定とのことです。ななんと職場の繁忙期にあって、この日はたまたま公休日。これは現地での観戦が出来ます。この変更は有り難いですね。





 3月16日、普段は時計にならない15−15ですが、2Fで29.9と僅かにハロン15秒を切ってきたので時計として計時されました。ハードに追い切りられていますね


3月17日、CWで一杯に追い切られ、最後まで力強く伸びています。しっかりと負荷をかけられておりさながら大レースの前の調教のようです。
 以下は3月17日に更新されましたクラブ公式HPグランデマーレの近況報告です。

 競馬ブックでは”力強い伸び脚”、デイリー馬三郎では”追毎良化B”
「お伝えしたとおり予定を来週のマイル戦に変更し、出走に向けて今朝CWコースで1週前追い切りを行いました。単走で5ハロン64秒5,ラスト1ハロンも11秒9と時計的には十分で、動き自体も引き続き力強いものでしたが、馬は我慢が利かず行きっぷりが良すぎる感じで、口向きに課題は残しますね。ただ、それでも帰厩当初より徐々に改善はされてきてはいますので、あと1週でさらに良くなってきてくれればと思います」(藤岡師)27日の阪神競馬(天神橋特別・芝1600m)に藤岡佑騎手で出走を予定しています。

 3月21日、日曜日ですが、15−15よりも負荷をかけられています。終い2ハロンは14−13ですね。きっちりと追い切り日に時計を出していますし順調です。


 3月24日、助手を背にCWで一杯に追い切られました。毎週一杯に追い切られていてGT並の負荷のかけ方で、これでダメならどうしようもないなと思えるほどです。動きも終いまでしっかりと伸びていて素晴らしいですね。これだけ動ける馬が2勝クラスで勝負にならないなんてことはないと思いますが・・・。
 私ほっさんの追い切り評価は「A+」です。動き、調教量、負荷など申し分ありません。素晴らしい状態です。
 競馬ブックでは「久々も好気配」ということで右肩上がりの矢印。攻め解説では「いつもだが稽古ほど実戦で動けない。ただ、久々だが馬体はキチッと仕上がっている」との評価。デイリー馬三郎でも”動き抜群A”と高い評価を頂戴しております。
 以下は3月24日に更新されましたクラブ公式HPグランデマーレの近況報告です。
「今朝もCWコースで単走の追い切りを行いました。これまでよりコントロールの利いた走りでしたし、全体83秒8,ラスト1ハロン11秒7と計測で、終いまでしっかりとした動きでしたね。口向きはいくらか硬さが見られましたが、マイル戦の流れなら折り合いに苦労するこもないでしょう。馬はフレッシュでいい状態ですから、この条件で巻き返してほしいと思います」(藤岡師)27日の阪神競馬(天神橋特別・芝1600m)に藤岡佑騎手で出走を予定しています。

 これでもまだ口向きに硬さがあるということですが、数時的には文句ないですし、藤岡健一先生も終いまでしっかりとした動きだということで期待したいですね。

これ以降は特別登録表に載り次第作成予定

●気になる特別登録表(3月27日 阪神10R 天神橋特別 2勝クラス)

特別登録表 3月27日 阪神10R 天神橋特別 2勝クラス 混合 ハンデ 芝1600m

第1回登録完了馬 全11頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アナザーラプソング 55.0  3/06 小豆2勝 阪神芝1600 12
グランデマーレ 藤岡佑介 55.0 10/18 鷹巣2勝 東京芝1600 11 17
サトノフォース 55.0 11/22 2勝 東京芝1800
サンディレクション 54.0  1/17 2勝 中京芝1600 11
スズカフェラリー 52.0  3/14 岡崎2勝 中京芝1400 12 14
セグレドスペリオル 54.0  3/06 小豆2勝 阪神芝1600 10 17 12
トロイメント 池添謙一 52.0  1/17 2勝 中京芝1600 10
プレイニーラン 福永祐一 54.0 12/13 赤穂2勝 阪神ダ1400 13 11
ユウチェンジ 森裕太朗 52.0  2/21 2勝 阪神芝1600 12
リメンバーメモリー 團野大成 54.0 11/07 武田2勝 阪神芝1800 11
リュクスポケット 54.0  3/06 小豆2勝 阪神芝1600 10

●気になる出馬想定表(3月27日 阪神10R 天神橋特別 2勝クラス)

出馬想定表 3月27日 阪神10R 天神橋特別 2勝クラス 混合 ハンデ 芝1600m フルゲート 18頭 想定数11頭 
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アナザーラプソング 岩田康誠 55.0  3/06 小豆2勝 阪神芝1600 12
グランデマーレ 藤岡佑介 55.0 10/18 鷹巣2勝 東京芝1600 11 17
サトノフォース クリストフ・ルメール 55.0 11/22 2勝 東京芝1800
サンディレクション 54.0  1/17 2勝 中京芝1600 11
スズカフェラリー 52.0  3/14 岡崎2勝 中京芝1400 12 14
セグレドスペリオル 54.0  3/06 小豆2勝 阪神芝1600 10 17 12
トロイメント 池添謙一 52.0  1/17 2勝 中京芝1600 10
プレイニーラン 福永祐一 54.0 12/13 赤穂2勝 阪神ダ1400 13 11
ユウチェンジ 松本大輝 52.0  2/21 2勝 阪神芝1600 12
リメンバーメモリー 團野大成 54.0 11/07 武田2勝 阪神芝1800 11
リュクスポケット 浜中俊 54.0  3/06 小豆2勝 阪神芝1600 10

フルゲート18頭のところに現在18頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 3月27日 阪神10R 天神橋特別 2勝クラス 混合 ハンデ 芝1600m 出走数11頭 
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アナザーラプソング 岩田康誠 55.0  3/06 小豆2勝 阪神芝1600 12
グランデマーレ 藤岡佑介 55.0 10/18 鷹巣2勝 東京芝1600 11 17
サトノフォース クリストフ・ルメール 55.0 11/22 2勝 東京芝1800
サンディレクション 古川吉洋 54.0  1/17 2勝 中京芝1600 11
スズカフェラリー 加藤祥太 52.0  3/14 岡崎2勝 中京芝1400 12 14
セグレドスペリオル 川又賢治 54.0  3/06 小豆2勝 阪神芝1600 10 17 12
トロイメント 池添謙一 52.0  1/17 2勝 中京芝1600 10
プレイニーラン 福永祐一 54.0 12/13 赤穂2勝 阪神ダ1400 13 11
ユウチェンジ 松本大輝 52.0  2/21 2勝 阪神芝1600 12
リメンバーメモリー 團野大成 54.0 11/07 武田2勝 阪神芝1800 11
リュクスポケット 浜中俊 54.0  3/06 小豆2勝 阪神芝1600 10

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

●阪神芝1600mコース解説

 フルゲートは18頭。春季開催(重賞競走を除く)時はフルゲート16頭。スタート地点はバックストレッチの中間からやや左寄り。長い直線が2本にコーナーが2回。外回りの京都芝1600mに似たコース形態となった。最後の直線(Aコース使用時)は外回りが474m。この点については従来との違いは大きい。追い出しのタイミングが最後の直線に入ってからでも間に合うようになったので、各馬能力を発揮しやすくなった。ただし、以前よりもペースが遅くなることが増えたので、直線は長いけれども差し・追い込みが不発というシーンも増えた。展開の読みがレース攻略のカギを握る。

有利な枠順 外枠
有利な脚質 先行〜差し
ポイント 枠順、展開
種牡馬ベスト ディープインパクトが断トツ、ダイワメジャー、ステイゴールド
連対騎手ベスト 浜中俊、川田将雅、岩田康誠、福永祐一、C・デムーロ
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分36秒3
2歳未勝利 1分36秒4
2歳500万 1分34秒1
2歳オープン 1分34秒5
3歳新馬
3歳未勝利
3歳500万
古馬500万 1分34秒8
古馬1000万 1分34秒4
古馬1600万 1分33秒7
古馬オープン 1分33秒4

●騎手は主戦の藤岡佑介騎手

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

2戦目の葉牡丹賞では開催最速かつ2歳レコードで駆けたグランデマーレ。折り合いに課題があって神戸新聞杯は距離が長く、マイルの前走は出遅れが応えた。この距離で発馬五分なら一変可能。サトノフォースは去勢明けを立て直し、良馬場なら。アナザーラブソングは前走に良化の兆し。攻めの動きは更に素軽さが出た。サンディレクションの前残りにも注。」


短評は「波乱含み」



予想家の印
馬名 CPU 長岡利 山田理 西村敬
セグレドスペリオル
リュクスポケット
スズカフェラリー
ブレイニーラン
アナザーラブソング
トロイメント
サトノフォース △△
グランデマーレ △△
リメンバーメモリー
サンディレクション △△ △△
二重△は△△で処理



予想オッズ
馬名 予想オッズ
グランデマーレ 2.5
アナザーラブソング 3.8
サトノフォース 4.4
サンディレクション 8.9
スズカフェラリー 11.4
リメンバーメモリー 15.2
ブレイニーラン 16.5
トロイメント 16.5
リュクスポケット 17.2
以下23倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
グランデマーレ 90.1 90.1 60.3 65.2
アナザーラブソング 80.8 80.8 72.1 76.7
サトノフォース 79.4 76.3 71.1 79.4
サンディレクション 76.8 68.0 76.8 76.3
スズカフェラリー 79.0 78.7 79.0 69.0
トロイメント 79.4 69.1 79.4 76.0


追い切りピカイチ

トロイメント
(24日、栗東坂路)転厩緒戦で少し間隔を開けてきたが、バネの利いたフットワークで重苦しさはまったくなし。毛ヅヤも冴えており、仕上がり良好。変わり身に期待したい。

グランデマーレ
(24日、栗東CW)先週あたりから馬場が軽かったとはいえ、2週続けて64秒台。加えて目一杯追ったのがいい。馬体が大きくなってパワーアップ。乗り込み入念でいきなり。

自信の推奨馬

三浦幸太郎TM

Hグランデマーレは前走が案外。「追い切りの動きが抜群だったし、マイルも合うと思っていただけに、敗因がはっきりしませんね。強いて考えるなら左回りなのかも。攻めは変わらず動いているし、このクラスの馬ではないと思うので見直したいです」と仲田助手。単複で。

デイリー馬三郎

本紙の見解

デビューからの2戦がともに楽勝だった◎グランデマーレ。その後は骨折での休養を余儀なくされ、復帰後の内容もひと息だが、潜在能力は間違いなく高い。復調を示す攻め気配の今回は見直せる。○サトノフォースの前走は展開が不向き。〈浜口〉」

◎ グランデマーレ
○ サトノフォース
▲ アナザーラブソング
× トロイメント
☆ セグレドスペリオル
△ リュクスポケット

グランデマーレは全1記者中 ◎(1番手評価) 7記者、〇(2番手評価) 3記者、▲(3番手評価) 2記者、無印 1記者

JRA−VAN トレセン情報局

 藤岡健一師インタビュー

 「(中間の調整について)骨折自体はたいしたことはなかったのですが、ちょっと立ち上げに時間がかかりました。もともとこのレースを目標にしていたので、ここに向けては順調に来ることができましたし、状態自体は非常にいいと思います。

 (グランデマーレについて)スピードがあるのは間違いないですが、控えても競馬ができますし、切れる脚もありますからね。今の中京芝は先行有利なので、ある程度のポジションにはなると思いますけど、必ずしも逃げなきゃいけないとかそういうタイプではありません。

 (最後に一言お願いします)春は骨折で休養を余儀なくされましたが、ここに向けては順調に来ましたので、何とかここでいい競馬をして、先につなげたいと思います。」

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

グランデマーレ(11着)

 「申し訳ありませんでした。ジョッキーの話では『前半でこすられたこともありましたし、追ってからフォームがバラバラになってしまった』とのことでした。長い休み明けを一度使って上積みは十分と考えていたのですが、この結果を見るとこちらが思っていたより良くなっていないということなのでしょう。今のまま使ってもいい結果は出ないでしょうから、いったん放牧に出して立て直しを図ろうと思います」(藤岡健一調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

グランデマーレ

 「馬体増は成長分。相変わらずケイコの動きもいい。立て直した効果に期待。」(影山助手・デイリー馬三郎)

 「馬体増は成長分。動きもいい。前走は崩れたけどマイルは合うと思うし、能力はこのクラスの馬ではないはず。立て直し効果で。」(影山助手・競馬ブック)

●ほっさん予想




●パドック



京都の新馬戦以来となる愛馬とのご対面。パドックの桜はもう咲き始めています。



馬体重は前走から14キロ増でしたが、事前に影山助手がおっしゃっていたように成長分で太目感は全くなかったですね。



出走30分前で単勝1番人気の3.1倍。能力があるのは解っているのですが、前走の敗因がはっきりとしない為にたくさんの投資はしづらい馬です。



競馬ブックでは”馬体パワーアップした感じ”とA評価でした。



とまーれーの合図がかかり藤岡健一調教師が馬体や鞍の最終チェックをされています。



馬は落ち着いていましたし良い雰囲気でした。



丁寧にチェックする藤岡健一調教師。



踏み込みもしっかりとしていましたし、これで負けたら能力と思える状態でした。



鞍上の主戦である藤岡佑介騎手は手前2R騎乗馬がいませんでしたので期待通りパドックに登場してくれます。



桜と主戦とグランデマーレ。



前走も騎乗云々の問題ではありませんでしたし、父の厩舎でグランデマーレを一番よく知る藤岡佑介騎手が鞍上として1番ですね。私との相性も抜群ですし。

●本馬場入場


地下馬道を通って、いよいよ本馬場に入って行きます。頼むぞ。

●レース 


どちらかというと出はイマイチでしたが、気合いをつけてポジションを取りに行きます。



徐々にポジションを上げていくグランデマーレ。



好スタートのリュクスポケットのすぐ後ろの2番手に付けます。


1つ前の9Rも前残りでしたし、グランデマーレ自体が後ろから行って切れるタイプでもありませんので、絶好の位置をキープしたと言って過言ではないでしょう。



折り合いも良く、手応えも良いまま3コーナーへ。



そして直線に向くと満を持して追い出します。手応えそのままに今回はしっかりと脚を伸ばしてきます。



残り200mではすでに先頭に。切れるタイプではないですから、早め先頭がこの馬のスタイルです。



2勝クラスですし後ろの馬が飛んでこないか気になるところです。



しかし2番人気のルメール騎乗のサトノフォースも他馬は交わして上がって来るもののグランデマーレとの差は詰まりません。



それもそのはず、前にいたグランデマーレが上がり3ハロン33秒4なのに対してサトノフォースは33秒6。これでは届くわけがありません。



ここから差は開く一方。



どんどんと差は開き、現地にいる私も安心しました。



もう残り100mでは余裕で勝ちを確認できました。



ゴール手前ではもう3馬身と余裕のリード。



最後の50mは無理に追わずに流してゴール!!



これでいて1分32秒4の速い時計ですから、最後まで追えば、もっと良い時計が出せたでしょう。もちろん、馬に負担がかかりますし勝ちは確定しているわけですから最後まで追う必要は全くありません。



ターフビジョンのリプレイで見てもこれだけの差。



しかも後ろは名門・藤沢和雄厩舎でルメール騎乗の実力馬。これを寄せ付けないのですから痛快です。



今グランデマーレが1着でゴール。



2着はサトノフォース。3着争いはハンデ戦らしく接戦でした。



レースが終わり引き上げてくるグランデマーレと藤岡佑介騎手。



桜花賞までまだ2週もあるのに桜は咲き始めています。






ハナを走っていた浜中俊騎手と会話する藤岡佑介騎手。



リプレイをやっていたのでまた撮っちゃいました。直線に向いてすぐ。



藤岡佑介騎手のムチが飛びます。



ひとムチでしっかり伸びたので後は押っつけるだけ。


3馬身差の圧勝。



勝ち時計は1分32秒4と競馬ブックの推定勝ちタイム1分33秒2を大きく上回りました。上がり3ハロン33秒6も素晴らしいですね。





これで藤岡佑介騎手は我が軍団で18戦9勝。勝率5割で素晴らしい成績です。


レース30分前には3倍以上あったグランデマーレの単勝はパドック後に急降下し最終的には2.7倍でした。パドック後にオッズが上がらないのはパドックを見ても状態が良く見えた方が多かったということで安心ですね。



いつものように現地応援馬券を10枚買っていました。

●時計の評価

 今回のグランデマーレの走破時計は1分32秒4良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分33秒2、重不良馬場で1分35秒6でした。

 このクラスでは前走11着大敗ということで負担斤量55キロと比較的軽めの斤量でしたが、走破時計はレコードタイムに0秒5と迫る優秀なものでした。やはりこの馬、相当強いですね。これなら少なくとも次のクラスまでは勝ち負けは確実でしょう。

 上がりも33秒4と速く、2番手追走の馬にこの時計を出されては後ろの馬は阪神の坂を32秒台で登ってこなければならず厳しいですよね。

 前走の大敗の原因が分からず、今回も心配しましたが、今日のレースを現地で見て安心しました。

●レース後の騎手・調教師のコメント

グランデマーレ(1着)

 「厩舎サイドが辛抱強く調整してくれた甲斐があり、気持ちの面も含めて、やっとこの馬らしさが戻ってきた感じです。今日は久しぶりにいい走りができました。能力は高い馬。これからも無事に走っていってほしいですね。」(藤岡佑介騎手・競馬ブック)

 「今回は気持ちが戻っている感じで、やっとこの馬らしい走りができました。辛抱強く調整をしてくれたスタッフに感謝をしたいです。能力は高い馬で、今後も無事にいってくれれば」(藤岡佑介騎手・デイリー馬三郎)

 「今回は気持ちも戻ってきている感じで、やっとこの馬らしい走りが戻ってきたかなという感じです。本当にスタッフが辛抱強く調整してくれました。本当に能力の高い馬なので、今後無事に走っていって欲しいですね」(藤岡佑介騎手・ラジオNIKKEI)

 「体重は大きく増えていましたが、これは成長分で特に太いという感じもなく、いい状態で競馬に向かうことができました。ジョッキーは『レースへ行ってしまえばモタれるような面も気になりませんでした』とのことで、マイルの距離も良かったのでしょう。まともに能力を出せばこのくらいは走れるということをお見せできてまずは安心しました。この後は状態をよく確認してから考えていきます。今日はありがとうございました」(藤岡健一調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

グランデマーレ(1着)

 「14キロ増でも太めなし。出していって2番手から。折り合いをつけて追走し、4角でも手応えが良かった。少し内へモタれてはいたが、ラスト300メートルで先頭に立ってそこから後続を突き放す。強い内容だった。素質馬が復調。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が1500万円。付加賞が23.1万円。内国産馬奨励賞が120万円。特別出走手当が43.5万円。合計1686.6万円。1口で割りますと26000円程度になると思われます。久々に愛馬がまとまった金額を稼いでくれました。有り難いことです。

●ほっさん軍団本年初勝利!!

 昨年は2006年以来13年ぶりにとうとう年間未勝利で終了してしまった我が軍団。年初は3頭いた稼働馬も高額馬ピクチャーポーズは未勝利引退。古豪アランブレラも地方からの復帰後中央では結果が出せず引退となってしまい、稼働馬はとうとうこのグランデマーレ1頭となってしまいました。

 そのグランデマーレも2019年11月の葉牡丹賞圧勝後骨折が判明。11か月ぶりに復帰するも17着11着と良いところなく大敗続きでテンションはだだ下がり。

 2019年産はてこ入れを図るべく母馬優先権で3頭を確保しましたが、デビューは早くて6月以降。その辺りまで勝ち星は厳しいかと思っていました。6月までに勝ち星が挙がるとすればこのグランデマーレしか居ないのですが、何せ復帰後2戦が負けすぎ。そして敗因もはっきりとしないことからこのままズルズルと行ってしまう可能性は少なくありませんでした。

 そんな状況を一撃で打破してくれるグランデマーレの好走。新馬戦や2戦の走りから能力は間違いないと思っていたものの、ここ2戦が負けすぎでしたので心配も少なくありませんでしたが、見事に圧勝で不安を払拭してくれました。

 これで我が軍団は2019年11月30日以来の勝利。実に1年と4か月ぶりの勝利です。しかも久々の2勝クラスの特別戦で賞金も高いですから喜びもひとしおです。

 今日のこの走りなら次も勝ち負け出来そうですし、年間目標の3勝は少なすぎたかも知れません。しかし、そんな嬉しい誤算はいくらあっても構いません。2歳馬のデビュー前に次もグランデマーレに勝ち星を上積みして欲しいですね。

●今後の展望

 グランデマーレが元気一杯なら次走は5月1日 阪神10R ストークステークス 3勝クラス 芝1600m 混合 ハンデが濃厚でしょう。

まさか格上挑戦で4月25日 阪神11R 第52回 読売マイラーズカップ GU 芝1600m 別定ということは無いと思いますがどうでしょう。

●最後に

 まずはご一緒の出資者の皆様、愛馬の優勝おめでとうございます。また、早速たくさんのお祝いコメントをいただきありがとうございます。

 いやぁ〜、安心しました。いくら能力があっても走る気をなくしたり走るのが怖くなってしまっては能力を出し切ることが出来ません。GUはともかく前走の自己条件が負けすぎでしたから、もうこのクラスで通用しないのか、或いは何らかの事情でもう能力を出し切ることが出来なくなってしまったのかと思ってしまいました。特に前走は藤岡健一先生から見ても明確な敗因がなかったですからね。

 しかし、今回は善戦どころか圧勝で勝ってくれました。ハンデも前走の大敗の割りには55キロとメンバー中最も負担が重かったですし、決して軽ハンデを頂戴し勝ったわけではありません。

 この素晴らしい復活劇を現地で見られて幸せです。また入場者数の制限をしているだけあって競馬場内はスカスカでパドックも場所を取り放題でしたし楽に写真が撮れました。競馬界発展の為にはいつまでもこの入場者数では困るのですが、取りあえず今回は良い思いをさせていただきました。

 馬鹿のある馬ですしスピード能力が高い馬故、常に脚元の不安が付きまといますが、これからも故障なく無事走って欲しいですね。

 少なくとも次の3勝クラスまでは勝ち負け出来るでしょう。次も楽しみですね。

最後までご愛読ありがとうございました

2021年4月14日立ち上げ
グランデマーレの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2020年10月18日 第4戦 鷹巣山特別 2勝クラス 東京芝1600m (11着/2番人気)

2020年 9月27日 第3戦 神戸新聞杯 GU 3歳オープン 中京芝2200m (17着/2番人気)

2019年11月30日 第2戦 葉牡丹賞 2歳1勝クラス 中山芝2000m (1着2番人気

2019年11月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1800m (1着1番人気) 写真多数付現地観戦レポート

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